栃木県下野市に本社を置く有限会社匠栄技研様では東京都江東区にある支店の事務所と以前よデータのやりとりをスムーズにするためにVPNを使用した通信設備を導入されていましたが、以前よりトラブルがありうまくファイルのやり取りができず、わざわざ東京まで行かなくてはならないことが度々あったそうです。

既存のサーバーのリースの残りの回数が少なくなってきたときに、本橋社長よりどうにかならないのかということでご提案させていただくことになりました。さらに東京支店のパソコンのデータを丸ごと弊社が管理するクラウドバックアップサーバーにバックアップすることで万が一の事態にも対応できるようにいたしました。

以前のNASタイプは複数のHDD(記憶装置)にデーターを同時に書き込むことでHDDの故障に備えるものでしたが、それとは異なり全く別の信頼できる場所にデーターを預けておく、というものですので、落雷や火災、地震などの万が一の事態にも対応可能なバックアップになっています。

以前より社内のパソコン等は弊社で保守サービスをさせて頂いておりましたが、このたび弊社取り扱いのSAXA SS5000を導入させて頂くこととなりました。

SAXA SS5000はUTMですが同時にVPNルーターとしての機能も搭載しているため、セキュリティの向上とVPNを同時に実現させる便利な通信機器です。これを東京支店に設置させていただくことで、パソコンの他には余計な費用をかけずに栃木のパソコンから東京のパソコンのデータに直接アクセスすることが可能になりました。

有限会社 匠栄技研の皆様、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

VPNとは、「Virtual Private Network」の略で一般に「仮想専用線」と呼ばれていますが、簡単に言うと異なる場所のLANにトンネルを作り、そこに参加するというものです。
LAN(local area network)はその名の通り、その場所でのみ通用する閉じたネットワークなので異なるネットワークから参加するためにはVPNが必要になります。
これにより遠く離れた栃木にあるパソコンが、あたかも東京のLANに接続したかのような状態になるのです。

UTMとは、「Unified Threat Management」の略で拠点のネットワークの出入り口に設置することで内外の脅威から総合的にネットワーク全体を保護する装置です。
1日に30万を超える新種のマルウェアが発見されるといわれている現在では、1拠点に1つの設置を推奨しています。